2010年3月1日月曜日

恵比寿 羽前(うぜん)

飲み屋の居抜きに去年オープンした鶏塩ベジポタつけ麺屋へ、
オープン日に行ったと豪語するピクニック氏を引き連れて・・・。

恵比寿MILKというライブハウスがあったビルにそこはあり、
一見では非常に見つけづらい。A看板が出ているので、
意志をもって行けばもちろん辿り着けるが、路面のくせに
非常に入りづらく見つけづらい佇まい。

メニューは2種類
・鶏塩ポタージュつけ麺 800円
・辛味坦々つけ麺 900円

で、食後のスープにリゾットとして、
ご飯+チーズ+トマトペーストorグリーンカレー 150円
なんという〆トッピングもあります。

麺の量は小200g 大300gで同料金。

私はまずは基本で
鶏塩ポタージュつけ麺 800円 & グリーンカレーリゾットセット 150円


写真は300gの麺。

まずトッピングが斬新。豚の茹でとキャベツ。
なんだか涼しげであっさりとした印象。

そしてスープですが、鶏の香りとイモっぽいベジが合体したスープ。
ドロドロの粘着度はまさにポタージュ。

麺は中太でしっかりと冷たく締めてうまいです。
その麺をポタージュにどっぷりつけて食らう訳ですが、
最近二郎で味覚音痴になりつつある小生には
どうにもインパクトが薄い。

つけ麺というコンプレックスを抱えながら羽前に来れば
確実にインパクトにかけると思います。
つけ麺が中華なら、完全にフレンチのそれ。
冷えた麺でスープも冷えていくので、後半は冷製鶏芋スープを食べる印象。
冷えると鶏の匂いが気になってくるが、
これは好きな人は好きだろうし、合わない人はとことん合わないはず。

このベジポタジャンルは非常に好みが分かれると思う。
こんなに「謎」なつけ麺を食ったのは初めて。
全くジャッジ出来ないです。
キャベツの食感はアクセントに良いと思いますが、
これもまたフレンチな感じで「つけ麺」にする必要性すら危ぶまれる感あり。
例えばつけ麺大臣にあるマーボー豆腐つけ麺がうまいが、
それの専門店はないのと近い感覚で、つけ汁が個で成立し過ぎていて
つけ麺として定期的に食べるという感じはしないのかしら。

で、〆のリゾットですが、カレーソース、パルメジャン、ご飯少量で
それをスープへ入れてズルズルと食べます。

これは本当にうまい。いい〆だと思います。ご飯の量もちょうど良い。


(〆のカレーセットは食後見計らって持ってきてくれます。)

去年半ば位からベジポタブームが来るなんていう
ラーメン界のパブリシティもチラホラでしたが、
一瞬にして消沈した気もある状況で、羽前は尖ったコンセプトで
ベジポタつけ麺の前へ駆けあがろうという強い意志を感じます。

ただそれだけに独特の世界観が在りすぎて、
例えば油麺のように一般化するか謎ですし、
ラーメン好きがこれを求めているかも謎。

またこの尖ったコンセプトが居抜きの店内の雰囲気と
どうにもミスマッチ感が否めない。が・・・コスパも問題ないし・・・。
しかしまた行くという気も正直受けない。

このベジポタノウハウで、もっとインパクトの強いコテコテのつけ麺を
是非開発して頂きたい。 そうしたら毎日でも行く。




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